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童話でHappy♪

ハッピーエンドの童話たちが あなたの気分をHappy♪にしちゃいます
週2回(水・土辺りに)更新します

雪だるま
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    雪だるま
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      読書感想文でもHappy♪

      このHappy♪では、赤原充浩が、

      児童書を読んでの感想文を掲載しています。

       

      『おすすめの本』でなく『書評』でもありません。

      あくまでも、私が思ったこと、感じたことを書いています。

       

      なので、なんの参考にもならないかもしれません。

       

      ※個人の感想です。

      という感覚で読んでいただけると幸いです。

       

      これを読んだあなたに、ステキな児童書が見つかったら、

      それはそれはHappy♪なことです。

       

      そう思って書いています。

       

      【 おしながき 】

       

      『 明日のひこうき雲 』 八束澄子 作

      『 青いスタートライン 』 高田由紀子 作

      『 夏空に、かんたーた 』 和泉 智 作

      『 わたしの苦手なあの子 』 朝比奈蓉子 作

      『 キワさんのたまご 』 宇佐美牧子 作

      『 安寿姫草紙 』 三田村 信行 作

      『 神様がくれた犬 ドンのハッピー新聞 』 倉橋 燿子 作

      『 雪には雪のなりたい白さがある 』 瀬那和彰 作

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        明日のひこうき雲

        『 明日のひこうき雲 』 八束澄子 作

         

        「14歳の等身大の、恋、友情、葛藤を描く青春小説!」


        ※この先は、あらすじも含んでいます
        最後はネタバレがあるので注意です

         

         

        主人公は中学二年生の女子。

        学校では仲のイイ友だちがいて毎日楽しく過ごしています。
        だけど、家に帰れば辛いことが待ち受けています。

         

        家の事情を誰にも話せずにいる主人公。

        そんな中、気になる男子生徒が現れる。
        男子生徒に近づくために、友だちを巻き込む主人公。

        家庭の問題を抱えながらも、彼女たちの恋が動き出す。

         

        学校を舞台にした夢のような楽しい日々と、

        家庭を舞台にした厳しい環境。
        このギャップがこの物語の核です。

         

        学校を舞台にした物語を読んでいると、

        友だちと仲良くなっていくのってこんな感じだったなぁ、

        と、遠い記憶が蘇ってきます。

         

        恋も友情も、最初はなんかぎこちないケド、

        フトした切っ掛けで急に距離が近くなる瞬間。

        あの瞬間って、何なんでしょう、今思い出しても、

        とってもフワフワした気分になります。

        何かが始まる! という感覚。

         

        そんな感覚も共感できる仲間がいた充実した日々。

        当たり前のようにあったそれらのことは、

        すごく特別な状況だったと、

        この物語は思い出させてくれました。

         

        そう言った意味では、

        大人の方が共感できる内容なのかもしれません。


        一方、主人公の家庭が舞台の話では、

        とにもかくにも弟くんの存在が大きいです。

        家庭は仲良しなのが一番、それだけでイイ。それだけで幸せ。
        そんな気持ちが弟くんの健気な態度や台詞から伝わってきます。

         

        主人公は弟を見て、いろいろと気づかされます。

        自分には出来ないこと、そして、自分の本当の気持ち。

        意図せず気づきを与える、恐るべき小1の弟です。


        学校でも家庭でも、複雑な出来事を前にしても、

        中学生らしい一面が常に描かれている作品。

        等身大の中学生の女の子が描かれているだけに、

        同世代の読者にはどう伝わるのか分かりませんが、
        等身大なので、中学生からだいぶ年月が経った人が読むと、

        懐かしいあの日の感覚が蘇ってくる。

         

        そんな本です。

         

         

        ※※※ネタバレ注意!!※※※

         

        ただ、二つの物語が、

        絡み合って何かが起こるのを期待していたのですが、
        ちょっと触れたなぁくらいで終ってしまったのが残念でした。
        まっ、現実はそんなもんなのでしょう……けど……。

         

        ※※※ネタバレ注意!!※※※
         

        JUGEMテーマ:本の紹介

         

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          青いスタートライン

          『 青いスタートライン 』 高田由紀子 作

           

          泳ぎたくなる。

          海で、いや、佐渡島の海で、

          1キロ、平泳ぎで。

           

          そんな思いにさせてくれる本です。

           

          とても楽しく読めました。

           

          わたしが初めて25m泳ぐことができたとき、

          泳法は平泳ぎでした。

          泳ぎきったあと、誰にも知れず、ひとりで、

          静かに感動しました。

           

          それだけに主人公が平泳ぎの練習をしているシーンは、

          とても懐かしい思いがしました。

           

          この物語は、1人の小学生男子の視点で描かれています。

           

          ひと夏の成長記録なのですが、

          それがとても豊かに描かれています。

           

          少年が1人、ひたむきに、がっばっています。

          始まりは、軽い気持ちでの挑戦でした。

           

          何度も、やらなければよかったと思います。

          そして何度も、やめようと思います。

           

          しかし、主人公はやめません。

           

          気軽に始めたと思っていたけど、

          「自信を付けたい」

          という思いが込められていたことに気づいたからです。

           

          一生懸命、打ち込みます。

           

          最初、それは少年1人の思いでした。

          しかし、少年のひたむきな姿や成長に触れることで、

          周りの人たちも、自分の未来に対して、

          素直な気持ちが芽生えていきます。

           

          それらの過程が、丁寧に丁寧に、描かれています。

           

          装丁で描かれている佐渡の海岸のまばゆい景色が、

          少年たちの成長を、しっかりと受け止め、優しく、導きます。

           

          こんなステキな経験ができて、うらやましいなぁ、

          自分もこんな経験したかったなぁ、なんて思っちゃいます。

           

          でも、本当は誰でも子供の頃に経験していると思うんです。

          きっと、特別な物語じゃないんです。

           

          ただ、それはあまりにも日常的すぎて気づいていないだけ。

          思い出せないだけ。

           

          この小説は、誰にもきっとあったハズの経験を、

          物語にして綴ってくれます。

           

          この物語を読んで、清々しい気持ちになれたひとは、

          同じような経験をした人だと、わたしは思います。

           

          読後はステキな爽快感に包まれます。

          全ての年齢のかたにオススメできる作品です。


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            夏空に、かんたーた

            『 夏空に、かんたーた 』 和泉 智 作

             

            ご近所に、こんな場所があったら楽しいだろうなぁ〜、

            と、思います。

             

            学校でもない、家庭でもない、会社でもない、

            もうひとつの場所。

             

            舞台は近所のボイススクールにある児童合唱団。

            団員は小学校1年生から6年生の9名。

            目指すは、市民会館で行われる合唱コンクールで金賞を取ること。

             

            とても、小さな世界の物語です。

             

            ところが、そんな小さな世界でも、

            とても豊かに物語が綴られて行きます。

             

            朝早く、酔っぱらって帰宅する謎の叔父さん。

            急病で倒れる児童合唱団の先生。

             

            とっても先が不安になりそうな出来事から、この物語は始まります。

            しかし、読み進めると不安はすぐに解消されます。

             

            それはなぜか?

             

            とにかく登場人物が、みんな、魅力的だから。

            みんな根っこでは同じ方向を見て行動しているから。

            だから、不安なことが起こっても安心して読み進めることができます。

             

            大きな葛藤や、悲惨な事件、事故などを期待していると

            肩透かしを喰らいます。

             

            よく、悪役が出てこない物語はおもしろくない、と言われます。

            この物語には、まったく悪役が出てきません。

            その上、大きな事件、事故もない。

             

            そんな物語なのに、この作品の世界観に浸ると、とても気分がよく、

            なんだかワクワクしてきます。

             

            読み終えた感想は「あー、楽しかった」

            です。

             

            とくに大きく心を動かされることもありません。

            大笑いするわけでもありません。

             

            でも、魅力的な登場人物が奏でる物語と戯れるひと時は、

            とても心地いいです。

             

            あなたも、肩の力を抜いて、この心地いい世界観に、

            どっぷりとつかってみてください。

             

            きっと、和みますよ。

             

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              わたしの苦手なあの子

              『 わたしの苦手なあの子 』 朝比奈蓉子 作

               

              心地いい世界観の小説でした。

               

              タイトルからも想像できる通り、

              苦手なあの子と、仲よくなっていくお話です。

               

              ネタバレになってしまいますが、

              目次を見ただけでバレますので書いちゃいます。

               

              物語は装丁の女の子二人の視点で展開していきます。

               

              同じ場面を体験した二人が、

              その時、どのように感じたのか。

              どんな思いでその行動をとったのか。

              それぞれが一人称で、かわるがわるにひもといでいきます。

               

              そこへ、お互いがそれぞれ違う場所で体験したお話が絡み合い、

              物語が展開していきます。

               

              このようなタイトルの物語だと、一方に問題があり、

              もう一方の助けを借りて改善していく、という内容が定番です。

               

              この物語も、大きく見ればそんな感じな内容ですが、

              読み進めると、助けられているのは一方だけではないことが分かります。

               

              お互いが、相手を必要としていて、

              そこから、徐々に友情が芽生えていきます。

               

               

              この物語は、友だちを作る、本当の意味を教えてくれている、

              そんな感じがします。

               

              友情というのは、どちらか一方では無く、

              お互いが必要な存在であると感じたときに芽生えるのだと思います。

               

              どちらか一方が依存しているような状態では、

              友だちとして成り立たず、関係も長続きしないでしょう。

               

              お互いが必要としていて、同じ時間を過ごすのが楽しくて、

              いっぱい過ごして友情を育んでいく。

               

              すると、やがて友だちから、かけがえのない、

              親友と呼べる存在へと変化していくのだと思います。

               

              この物語の二人がその後、親友になれたかは分かりません。

               

              ただ、この物語を体験したことで、お互いの存在は、

              一生特別なものとして心にのこるはずです。

               

              読み終わったあと、自分も素敵な友だちを得たような

              ぬくぬく、とした感覚を味わえる、そんな小説です。

               

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                キワさんのたまご

                『 キワさんのたまご 』 宇佐美牧子 作

                 

                とても暖かいものに包み込まれる

                そんな雰囲気を感じる小説です。

                 

                主人公は小学生の少年。

                両親はお弁当屋さんを経営していて、忙しくて、

                家にいる時間は少なく、ほとんどお店で過ごしています。

                いつも遊んでいた友だちは、今年からサッカーを始め、

                忙しい毎日を送っています。

                 

                夏休みに入り、主人公は1人退屈な日々を過ごしていました。

                 

                ある日、お父さんが農家に仕入に行くというのでついて行きました。

                広大な屋敷の片隅に、お婆ちゃんが住んでいて、

                そこで採れるたまごは「まぼろしのたまご」と呼ばれている、

                ということを知ります。

                 

                主人公はなかなか手に入らない「まぼろしのたまご」のことが気になり、

                手に入れることをこの夏休みの目標にしようと決め、

                ひと夏の物語がはじまります。

                 

                 

                この小説は夏休みの少年の成長の物語です。

                ただ、少年が肉体的、精神的に成長するだけではなく、

                大切なことも発見していきます。

                 

                その過程が様々な視点を通して、生き生きと表現されています。

                 

                私はこの物語を読んでいて、子どもの頃、

                親とどんな接し方をしていただろう、

                と思い返してしまいました。

                 

                私の家は、あまり裕福ではありませんでした。

                母は、ずっと専業主婦でいたのですが、

                ある時、パートで働き始めました。

                 

                夏休みの初日、お昼休みに一緒にお昼を食べよう、

                と母に誘われ、兄弟で母のパート先へ行きました。

                 

                働ている母の姿を初めて見て、ちょっと不思議な気分でした。

                 

                そして、お昼休みになり、

                母とお昼を食べに行くことになりました。

                 

                どこにしようか、とお店を探そうとしたのですが、

                すぐ側に、たまに来るお寿司屋さんがあり、

                「じゃぁ、ここにしちゃおう!」

                と、母が言ったので、兄弟はびっくりしました。

                 

                ま、回転寿司なのですが、当時は今ほど

                気軽に食べれる値段ではなく、特に裕福では無い我が家では、

                特別な日でもなければ滅多に食べることができないものでした。

                 

                私たち兄弟は、お寿司が食べれて、嬉しいような、

                お金大丈夫なのかなぁ、と心配するやらで、

                ソワソワしながら食べていたのを覚えています。

                 

                その時の母は、とても嬉しそうでした。

                 

                大人になって気付きましたが、働き始めたパート先に、

                初めて子どもたちがお昼を食べに来たことが嬉しくて、

                お寿司を奮発してしまったんでしょう。

                 

                これは私の子どもの頃の親との思い出ですが、

                このように、子どもの頃の思い出が、

                ひとりでに蘇ってくる力をこの小説は持っています。

                 

                懐かしい、あの頃の何気ない日々を思い出して

                ほっこりとした気分に浸りたいというかたに、

                おオススメしたい小説です。

                 

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                  安寿姫草紙(あんじゅひめものがたり)

                  『 安寿姫草紙 』 三田村 信行 作

                   

                   

                  この小説は、古くから日本に伝わる物語をもとに作られています。

                   

                  私も、一応、もとがあるお話をアレンジして物語を作っているのでおてんき

                  感想を書くのも、どうしても思い入れが強くなってしまいます。

                  なので “ ※※※ ” の間の文章は、ネタバレ注意です。

                   

                  舞台は平安時代(明確には説明されていません)

                  陸奥国岩木六郡を納める岩木判官正氏。

                  その娘、安寿姫を中心に、家族に起こる数々の災いに、

                  力強く立ち向かい生きて行こうとする、姉弟の感動物語です。

                   

                   

                   

                  ※※※ ここから先は、ネタバレ注意です ※※※

                   

                   

                  『 全編、安寿姫視点で描けばよかったのに! 』

                   

                  私の感想は、この一文に集約されます。

                   

                  良い物語なのに、もったいない、

                  実に、もったいない小説です。

                   

                  エピローグに書かれていることを、

                  安寿姫と一緒に体験したかった。

                   

                  もし、一緒に体験できたのなら、

                  こんなに面白い物語はなかったと思います。

                   

                  エンターテイメントとしても、或は、

                  安寿姫の葛藤を描いた文学としても、

                  秀逸な展開になったと思います。

                   

                  それだけに、ネタを出し惜しみするような展開が

                  残念でなりません。

                   

                  おもしろい内容なのだから、

                  自信を持って(大作家先生におこがましいですが(^^;)

                  時系列に順序良く綴って欲しかったです。

                   

                   

                  ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

                   

                   

                   

                  それでも、物語は昔から語り継がれて来た名作なので、

                  楽しめることは間違いありません。

                   

                  児童書としては分厚く、文字も小さいです。

                  しかも遠い時代の話なので、難しい言葉がたくさん出てきます。

                   

                  これを最後まで読むことができた子どもは、

                  読書に対して自信が持てるようになるでしょう。

                   

                  残酷かなと思えるシーンもありますが、

                  最後は心温まる物語です。

                   

                  秋の夜長、素敵な古典作品を、堪能してみるのはいかがでしょう。

                   

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                    神様がくれた犬

                    『 神様がくれた犬 ドンのハッピー新聞 』 倉橋 燿子 作

                     

                    小学生の女の子二人が、たまたま出会った、気性が荒く、

                    飼い主も手に負えず、保健所行きが迫っている犬を、

                    なんとか飼えるようになるまで“しつけ”をする奮闘記。

                     

                     

                    ※※※ この先は、ネタバレ注意です ※※※

                     

                    タイトルからすると、とてもキセキ的なワンちゃんが出てくるのかと

                    期待していたのですが、とってもとぼけてカワイイ、ワンちゃんで、

                    ちょっと期待外れでした(いや、逆になごみました(^^ )。

                     

                    タイトルがハードルを上げ過ぎているのだと思います。

                     

                    サブタイトルだけの方が、微笑ましい感じがして、

                    よかったのではないでしょうか。

                    いや、むしろ、サブタイトルに沿った物語にした方が

                    よかった気がします。

                     

                    主人公二人は新聞を作っていて、ドンのことも載せているのですが、

                    学校で話題になっているということは伝わって来ますが、

                    具体的な内容は物語に出てきません。

                     

                    物語は、二人がドンを飼って、しつけていく過程を綴っているのですが、

                    ドンをしつけることに対して、二人の主人公よりも、

                    周りにの人たちの影響力が大きく、助けてくれるので、

                    二人がドンを成長させた、という感じがしません。

                     

                    それだけに、二人が作った新聞記事を通して、ドンと拘わって

                    感じたことなどを表現すればよかったように思います。

                     

                    また、物語の途中、主人公の心情が表現されるところがあるのですが、

                    出方が唐突すぎて、物語に馴染んでいないように感じました。

                     

                    もっと、主人公がドンと拘わって、ドンの成長と共に

                    二人も成長していく過程を、言葉だけで表現するのではなく、

                    深く描いて欲しかったです。

                     

                    最後まで、どこらへんが「神様がくれた犬」なのかも

                    よく分かりませんでした。

                     

                    ※※※ この上は、ネタバレ注意です ※※※

                     

                     

                    とてもかわいくて、飼い主思いの賢い犬のお話です。

                     

                    絵は可愛いし、二人の主人公もがんばってるし、

                    ドンも健気だし、文章も読みやすい。

                    登場人物も、良い人が多いです。

                     

                    可愛いワンちゃんを飼いたい!

                    と思っているかたには、しつけのしかたが分かります。

                     

                    犬が大好き!

                    というかたは、気構えることなく、肩の力を抜いて、

                    のんびりした気分でなごめる、楽しい作品だと思います。

                     

                     

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                      雪には雪のなりたい白さがある

                      『 雪には雪のなりたい白さがある 』 瀬那和彰 作

                       

                       

                      春、夏、秋、冬、季節も場所も違う公園で、人々がおりなす、

                      ちょっぴり切ない、ちょっぴり暖かい恋愛短編集。

                       

                       

                      久々の感想文です。

                       

                      しかも、一般書!

                       

                      いつもは児童書の感想文を書いているのに、

                      あえて一般書を選んだ、ってことは、

                       

                      そうです!

                       

                      なんだか、おもしろさが“ガツン”と来た本があったので、

                      ここに記しておきます。

                       

                       

                      ※この先、ちょっとネタバレ注意です!

                       

                       

                      4編からなる短編集で全て一人称でつづられます。

                      恋愛ものですが、順風満帆なカップルの話はありません。

                       

                      それなのに、ラストはいつもハッピーエンド。

                       

                      でも、ちょっと切ないんです。

                       

                      でも、すごく勇気をもらえるんです。

                       

                      そして、心が暖かくなるんです。

                       

                      そんな、不思議な力をもったお話たちです。

                       

                       

                      子どもからお年寄りまで幅広い人物が登場し、

                      様々な視点から物語が語られます。

                       

                      語られているものは、恋愛感情では無く、

                       

                      人間の“心”です。

                       

                      人の気持ちって、分かっているようで分からない。

                       

                      自分が思っている自分と、他人が思っている自分には、

                      違いがある。

                       

                      すれ違いもあれば勘違いもある。

                       

                      揺れ動く心の奥底を、作者が繊細な心理描写で、

                      丁寧に紡ぎ出してくれます。

                       

                      そして、心の奥底に到達したときに気づきます。

                       

                      この物語は “生き方” を教えてくれているんだ、と。

                       

                       

                      それぞれの思いが交差する舞台となるのが、

                      4つの実在する公園です。

                       

                      訪れたことは無いかもしれないケド、

                      一度は耳にしたことがあるような公園。

                       

                      季節の違う公園はそれぞれの登場人物の心にシンクロ

                      するかのように、いろんな顔を見せてくれます。

                       

                      物語の内容も素敵なのですが、この作者が創造した

                      この空気感が、読み手の感情を何倍にも高ぶらせてくれます。

                       

                      私は読み終ったあと、すぐに読み返して、

                      またこの世界に飛び込みたい! という衝動に駆られました。

                       

                      そんな空気感がこの本にはあります。

                       

                      こんな素敵な文章が書けたらなぁ〜と、

                      憧れます!

                       

                      イヤ、

                       

                      嫉妬します(^^;

                       

                      ちょっとHappyな気持ちになりたいとき、

                      とてもオススメな本です。

                       

                      PS.

                      そしてあなたは、ムーミンを読みたくなり、

                      “メタセコイア”という単語をググることになるでしょう(^0^)

                       

                      ↓こちらの文庫版には5つの物語があるそうです。

                       

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