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童話でHappy♪

ハッピーエンドの童話たちが あなたの気分をHappy♪にしちゃいます
週2回(水・土辺りに)更新します

雪だるま
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    雪だるま
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      ガンバレ!スギの木くん(イソップ物語より)

      ある場所に、緑色の木々が立ち並んでいる林がありました。

       

      ほとんどがスギの木で、その一番はしっこに、

      他の木よりも、ちょっとだけ小さなスギが立っていました。

       

      この小さなスギの木には、

      スギの木以外の友だちがいました。

       

      「今日も、いい天気ですねぇ、イナホちゃん」

       

      「ホントだね、スギくん」

       

      小さなスギの木の友だちは、もっと小さなイナホでした。

       

      「ポカポカしてると、気持ちイイよねぇ」

       

      「ほんと、気持ちイイ」

       

      イナホはそう言ってから

       

      「でも、私、スギくんみたいに背が高くないから、

       お日様の光をそんなに浴びれない。

       いっぱい浴びれる、スギくんがうらやましいよ」

       

      「いやぁ、確かにボクはイナホちゃんよりは大きいケド、

       他のスギの木に比べたら小さいほうだよ」

       

      と、スギは照れながら言ったあと、

       

      「でも、はしっこにいるから、まん中にいるスギより、

       お日様の光をたくさん浴びれるのは、幸せだなぁ」

       

      「そうだよね、まん中の方にいるスギさんたちは、

       こんなにお日様の光、浴びれないもんね」

       

      「うん、だからみんな、他の木よりも大きくなって、

       お日様に近づこうとしてるんだよ」

       

      「そうなんだぁ、だからまん中にいるみんなの方が

       背が高くなるんだね」

       

      「あっ、そっか、はしっこにいるから

       ボクはみんなより背が低いんだ」

       

      「ふふふ、今頃、気づいたの?」

       

      「うん」

       

      と、スギの木は照れ笑いを浮かべてから、

       

      「みんながお日様に近づこうとしていることには、気づいていたのにね」

       

      と言ったあと、スギの木とイナホは、ハハハ、と笑いました。

       

      笑っているスギの木に、優しい風があたりました。

       

      遅れて、イナホにも風があたり、ゆらゆらと体を揺らしました。

       

      「心地イイ風ねぇ〜」

       

      イナホは体を揺らしながら気持ちよさそうに言いました。

       

      「そうだね」

       

      スギも気持ちよさそうな表情をしました。

       

      その後もしばらく、スギの木とイナホの間を、

      静かな風が優しく通りすぎていきました。

            

       

       

      その日の夜。

       

      昼間の優しかった風が一転、様変わりしてしまいました。

       

      ひょう変した風が、ものすごい勢いで、

      スギの木とイナホにあたり続けました。

       

      ビュュュュュューーー! 

       

      スギの木は、全身に風を浴びて、必死にこらえて立っています。

       

      体が大きいので、体全体で、強風を受け止めるような状態です。

       

      イナホは、体が小さく、柔らかいので、

      風まかせに体を、ゆらゆらとゆらして、

      なんとかしのいでいました。

       

      「うー、すごい風! 今にも倒れそうだ〜」

       

      スギの木の葉っぱは、風にあおられ、

      今にもチギレそうなくらい細かく振動しています。

       

      「がんばってスギくん!」

       

      イナホは体を揺らしながら、

      強風に立ち向かっているスギを応援しました。

       

      「ありがとう、がんばる!」

       

      スギは歯を食いしばって風に立ち向かいました。

       

      ビュュュュュューーー!

       

      風の勢いはおとろえず、どんどんスギとイナホに当たります。

       

      「うーっ、くるしぃ、倒れそうだぁ」

       

      「しっかり! 大丈夫よ、あなたならがんばれる!」

       

      イナホは強風にたえているスギになにもしてあげることができず、

      歯痒い思いで、ただただ応援するしかありませんでした。

       

      「うん、がんばる、でも……、辛い」

       

      スギの葉っぱたちが、強風にあおられて激しく振られ、

      何本かは風に乗って飛んでいきました。

       

      「あなたは強いは、強風になんて負けない!」

       

      イナホは体を風でゆらしながらも、スギへ声をかけ続けました。

       

      やがてスギは、苦しくなって声が出せなくなりました。

       

      「がんばってスギくん、大丈夫、あなたは強い、

       あなたならたえきれる!」

       

      イナホは、強風に激しく体をゆさぶられても、

      ずっとスギをはげまし続けました。

       

      その時、

       

      “バキバキバキバキ!!!”

       

      というすごい音を発しながら、スギの木の横に立っていた木が折れて

      風に飛ばされてしまいました。

       

      スギの木は無言のまま必死に強風を受け続け、たえました。

       

      「スギくん、がんばれ!」

       

      イナホは必死に声をかけました。

       

      「がんばって、また、一緒にお日様の光を、のんびり浴びましょう!」

       

      「う……、うん! ボク、がんばるよ!」

       

      苦しくて、上手く話せないながらも、スギはなんとか答えました。

       

      「がんばれー!」

       

      イナホも力を振り絞って応援し続けました。

       

      この後も、風はとどまることを知らず、スギとイナホの間を、

      物凄い速さで激しくふき続けました。

       

      ビュュュュュューーー!

       

       

       

      夜が明けて。

       

      夜の強風がウソのように、静かな空気に包まれた朝がやって来ました。

       

      東の空には、穏やかな表情のお日様が顔を出しました。

       

      真っ白な光たくさんだして、辺りを優しく照らしています。

       

      イナホは心地いい、お日様の光を浴びて、ホッと息をつきました。

       

      そして、お日様の光を気持ちよさそうに浴びているスギを見あげました。

       

      「スギくん、お日様、気持ちイイね」

       

      「うん、気持ちイイ」

       

      と、スギは言ってから、

       

      「イナホちゃんのおかげだね、

       イナホちゃんがずっと応援してくれたから、

       ボクがんばれたよ」

       

      周りの背の高いスギの木は、何本も倒れていました。

       

      「ううん、私なんかより、スギくんが、がんばっただけだよ」

       

      「ううん、イナホちゃんのおかげだよ」

       

      スギがそう言って笑うと、イナホも笑顔で返しました。

       

      その後、ちょっと小さなスギの木と、もっと小さなイナホは、

      幸せを噛みしめながら、のんびりとお日様の光を浴びていました。

       

      スギとイナホの間を、お日様の光をたっぷりと浴びた

      ポカポカとした空気が、優しく包み込むように流れていきました。

       

       

      おしまい。

       

       

      JUGEMテーマ:人間関係

       

       

       

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      雪だるま
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        タヌキの恩返し(日本の民話より)

        むかしむかし、山深いところにある森の中に、

        年老いたタヌキが住んでいました。

         

        タヌキは若いころ、人間が仕掛けた罠につかまり、

        命を失いそうになったことがありました。

         

        その時、男の人が通りかかり、

        かわいそうだ、と助けてくれました。

         

        男の人はおばあさんと二人で暮らしていました。

        男の人はおばあさんの息子さんのようで、

        二人は、いつも優しそうな笑顔で暮らしていました。

         

        タヌキは助けてもらったことに感謝して、その家のそばに住み、

        家や畑に、悪さをしようとする、イノシシやキツネを体をはって

        追い返すようになりました。

         

        そうして何年かたった後、その男の人は、

        病気で亡くなってしまいました。

         

        タヌキは悲しみましたが、それ以上に、息子を失った

        おばあさんは悲しみ、すっかり元気がなくなってしまいました。

         

        おばあさんから優しい笑顔は消え、肩を落として背中を丸め

        落ち込んだ日々が続きました。

         

        若かったタヌキも、いつしか年をとっていました。

        人間より、タヌキのほうが長く生きられません。

        そろそろあの世へ旅立つ日が近いことが、

        自分でも分かっていました。

         

        タヌキは神さまにお願いしました。

         

        「死んでしまう、一週間前に、どうか人間の

         姿に変えてください」

         

        タヌキは、一週間でいいので、

        お婆さんを元気づけたいと思ったのでした。

         

        ある日、タヌキは目覚めると、手にも足にも毛が生えておらず、

        人間の着物まで着ていました。

         

        自分が人間の姿になったことに気付いたタヌキは、

         

        「神さま、ありがとうございます」

         

        と、神さまに感謝しました。

         

        タヌキは、早速、おばあさんの家に行きました。

         

        「おばあさん、こんにちは、私は、庭師です。

         これから一週間、無料で庭の手入れをさせていただきます」

         

        タヌキがそう言うと、おばあさんはしわくちゃな顔を、

        もっと、しわくちゃな笑顔にして、

         

        「まぁ、なんてありがたい話だろうね、

         息子が死んでからというもの、庭の手入れができなくて」

         

        ありがたい、ありがたい、と手を合わせて人間の姿をした

        タヌキに感謝しました。

         

        タヌキは一生懸命、庭の手入れをしました。

         

        ちょっと一休みをしていると、おばあさんがお茶と、

        漬物を出してくれました。

         

        そして、休んでいるタヌキの側に座り、

        一緒にお話をしました。

         

        息子さんの話、おじいさんの話、そしてこの森の話。

        タヌキが一休みするたびに、嬉しそうに、

        しわくちゃな笑顔を浮かべて、おばあさんは話しました。

         

        おばあさんは、ずっと1人でいたので、

        話し相手ができてよっぽど嬉しかったのでしょう。

         

        タヌキも庭仕事をしながら、休み時間になると、

        おばあさんの話を、相槌をうちながら楽しく聞きました。

         

        一日が終わり、次の日、次の日と日は過ぎて行き、

        あっという間に、一週間がたってしまいました。

         

        タヌキが人間でいられるのは、今日が最後です。

        そしてそれは、タヌキの命が終わることも意味しています。

         

        タヌキはその日の庭仕事を終えたあと、

        おばあさんに言いました。

         

        「おばあさん、今日で、ボクの仕事は終わりです」

         

        「おやおや、もう一週間がたっちまったのかのぉ」

         

        おばあさんは、とても悲しい表情になりました。

         

        タヌキは優しい口調でいいました。

         

        「おばあさん、この一週間、私はおばあさんと話しができて、

         とても楽しみました」

         

        「あたしも、楽しかったよ、息子が戻って来たみたいじゃった」

         

        と、おばあさんは言ったあと、

         

        「また、ちょくちょく遊びに来てくれんかのぉ」

         

        タヌキは、少し驚いた表情になりましたが、

         

        「ごめんなさい、もう、ここには来れないのです」

         

        と、言ったあとで、

         

        「実は、私は、ずっと前に、

         あなたの息子さんに助けられたタヌキなのです」

         

        「え?」

         

        おばあさんは、キョトン、とした表情をしました。

         

        「だましていてゴメンナサイ!」

         

        タヌキは頭を深々と下げて謝りました。

         

        するとおばあさんは、優しい口調で言いました。

         

        「おやまぁ、なんであんたが謝るんだい、

         あんたが誰だろうと、あたしはあんたに感謝しているよ、

         庭の手入れをしてくれて、あたしの話を聞いてくれて、

         本当に、ありがとう」

         

        と、地面に座り、両手をついて深々とお辞儀をしました。

         

        タヌキは慌てて、おばあさんの体に手をやり、

         

        「おばあさん、体を起こしてください」

         

        と言いました。そして、

         

        「神さまに頼んだのです。死んでしまう一週間前に、

         人間の姿にしてくださいと。

         そして今日がその約束の日です」

         

        「なんと、そうじゃったか、そうじゃったか」

         

        と、おばあさんは顔をくしゃくしゃにして、

        目からは、ぼろぼろと、涙がこぼれていました。

         

        「おばあさん、どうか、お元気で」

         

        タヌキはそう言うと、立ち上がりました。

         

        立ち去ろうとしているタヌキに、おばあさんは静かに声をかけました。

         

        「安心しな、すぐに、あの世で、会えるだろうよ」

         

        驚いて、タヌキは振り向くと、おばあさんのしわくちゃで、

        そして、優しい笑顔がそこにありました。

         

        タヌキは、なにも言わず、とびっきりの笑顔を返して、

        おばあさんの家をあとにしました。

         

        帰り道、おばあさんと息子さんとの再会を想像して、

        タヌキは楽しい気分になりました。

         

         

        おしまい。

         

         

        JUGEMテーマ:創作童話

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        雪だるま
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          うれしいことが起こらない訳(イソップ物語より)

          今日は、どうして「うれしいこと」ってあまり起きないか、

          お話するね。

           

          むかしむかし、人間にうれしいことをいっぱい授けてくれる

          「ウレテンシ」という天使が人間のすぐそばで

          たくさん生活していたんだ。

           

          ウレテンシはね、人間にうれしいことをいっぱい授けて、

          そのとき人間がだす、愛情とか優しさとか笑顔とかから、

          パワーをもらって生きていたんだ。  

           

          ところが、そこへウレテンシと同じような姿をした

          「ワルマン」っていう悪魔がやって来たの。

           

          姿こそワルマンはウレテンシに似てたけど、

          ウレテンシとは真逆で、人間がイヤがることばかりする、

          イヤな奴なんだ。

           

          ワルマンは人間がイヤがっているときに出す、

          怒りとか僻み(ひがみ)とか嫉妬(しっと)とかから

          パワーをもらって生きているんだ。

           

          ウレテンシたちとワルマンたちは、しばらくは人間のそばで、

          一緒に生活してたんだけど、真逆の性格をもっていたから、

          すぐにケンカになっちゃったの。

           

          戦いが好きなワルマンたちはすごくケンカが強いから、

          戦うことが苦手なウレテンシたちは

          あっという間に負けちゃったんだ。

           

          勝ったワルマンは、人間のそばにはオレたちが住む、

          と言って、ウレテンシたちを追い出しちゃったんだ。

           

          先に住んでいたのはウレテンシたちなのに、

          ヒドイ話しだよね。

           

          住んでいたところを追い出されちゃったウレテンシたちは、

          天国にのぼってね、神さまに会いに行ったの。

           

          そして、神さまに、ワルマンたちに

          追い出されてしまったことを伝えて、

          人間のそばに戻して欲しいって頼んだんだ。

           

          そしたら神さまがね、こう言ったんだよ。

           

          「ウレテンシ、おまえたちの言い分は良く分かった。

           ただなぁ、おまえたちが人間のそばに戻るのは、

           ちょっと難しいかもしないな」

           

          人間のそばに帰れないと聞いて、ウレテンシたちはおどろいた。

          なかには泣き出すウレテンシもいたんだよ。

           

          たくさんのウレテンシが「なぜなのですか?」

          と神さまにたずねるとね、

           

          「人間たちの多くはな、ワルマンの好物の怒りとか

           僻みとか嫉妬とかが大好きなんじゃ」

           

          神さまの答えに、ウレテンシはまたビックリしたよ。

           

          だって人間たちは、ワルマンの好物が好きなんでしょ。

          それって、ワルマンたちの方が私たちより好きってことじゃない?

          信じられないよー、

          と、ウレテンシは困惑した表情で、頭を抱えちゃった。

           

          神さまは続けてこう言ったよ。

           

          「でもな、中には、おまえたちウレテンシの好物の

           愛情や優しさや笑顔が大好きなものもいる。

           うれしいことを授けるために、おまえたちが

           人間のそばに行くことは必要だ」

           

          ウレテンシたちは大きく頷きながら、

          神さまの話を聴いたよ。

           

          「だが、人間のそばにはワルマンが居座って、

           人間が発する怒りやら僻みやら嫉妬やらを吸収して、

           どんどん力を蓄えている。

           おまえたちが一緒にいても、すぐに虐められて、

           逃げるしかなくなるだろう」

           

          神さまの話を聴いていたウレテンシたちは、

          どんどん悲しい表情になっていったんだ。

           

          このまま、ワルマンに邪魔されて、

          私たちは人間にうれしいことを授けてあげられないの?

           

          そう考えたウレテンシを神さまは見捨てなかったよ。

           

          「そこでじゃ、これからはおまえたちは、ここに住むがよい」

           

          ウレテンシたちの表情が少し明るくなった。

           

          神さまは続けます。

           

          「ここから人間たちをながめて、愛情を持っている人間、

           優しさを持っている人間、笑顔を絶やさない人間を観察して、

           それらを持っている人間のところに、みんなで行って、

           うれしいことを授けて、ワルマンに見つかる前に、

           ここへ戻ってくるとよい」

           

          ウレテンシたちは大きく頷き喜んだ。

           

          拍手をするもの、両手を上げるもの、

          となりどうしだきあうもの

          その表情には満面の笑みが浮かんでいたよ。

           

          こうして、ウレテンシたちは、神さまがいる場所から、

          私たち人間を観察するようになったんだよ。

           

          人間のそばにはワルマンばかりがいるようになったから、

          イヤなことばかり起こるようになったの。

           

          でも、たまに、ウレテンシが遠くの空からやって来て、

          うれしいことを授けてくれるんだよ。

           

          うれしいことがたまにしかないのはそのためだよ。

           

          ウレテンシたちはたまにしか来れないからね、好物の

          愛情や優しさ、笑顔を持っている人のところへ集まっちゃうんだ。

           

          だから、ウレテンシが来るように、

          みんなも準備しておこうね。

           

           

          おしまい

           

           

          JUGEMテーマ:自己啓発・自分磨き・スピリチュアル

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